2013年03月25日
プロになる人/なれない人
私は以前、ある分野で教鞭を執っていました。
その分野では、大学を卒業すれば同時に専門家になれる……というような甘い世界ではなく、卒業後もほとんどの人が別の職に就きます。
その分野でのプロフェッショナルになれる可能性は1%以下です。
講義をよく聞いているからと言ってプロになれるわけではありません。
講義を聴いて、自分の作品を作って、それから……なのです。
だから、講座では優秀だった学生にも「あなたはプロにはなれないから別の道を摸索するべき」というアドバイスをしなければならない時もありました。
私の知人で、その仕事を目指している人がいます。
彼女は、ブログやSNSでは才能の片鱗を覗かせています。本当にきらめくほどです。
ですが、彼女がプロになることはないでしょう。なぜならば、自分の作品を仕上げていないからです。
彼女は鬱病を患っていて、それを理由に作品を作っていません。彼女は30代。この世界では、かなりデビューが難しくなってくる年代です。
鬱病は、大変な病気だとは知っています。ですが、熱心にSNSを更新し、携帯ゲームに課金している時間があるのだったら、その時間を作品製作に宛てればいいのに、と思うのです。
私が准教授時代にも、彼女と同じように、才能を感じさせながらも、潰えていった子たちを見ました。彼らも同じように、あれやこれやと理由をつけては、自分の作品を作り上げることをしませんでした。
自分の作品を作れば誰でもプロになれるわけではもちろんありませんが、作品を作ること=スタート地点に立つこと、なのです。
彼女に、「自分がプロになれるか」どうかを尋ねられたら、私はこう答えるしかありません。
「絶対になれない」
その分野では、大学を卒業すれば同時に専門家になれる……というような甘い世界ではなく、卒業後もほとんどの人が別の職に就きます。
その分野でのプロフェッショナルになれる可能性は1%以下です。
講義をよく聞いているからと言ってプロになれるわけではありません。
講義を聴いて、自分の作品を作って、それから……なのです。
だから、講座では優秀だった学生にも「あなたはプロにはなれないから別の道を摸索するべき」というアドバイスをしなければならない時もありました。
私の知人で、その仕事を目指している人がいます。
彼女は、ブログやSNSでは才能の片鱗を覗かせています。本当にきらめくほどです。
ですが、彼女がプロになることはないでしょう。なぜならば、自分の作品を仕上げていないからです。
彼女は鬱病を患っていて、それを理由に作品を作っていません。彼女は30代。この世界では、かなりデビューが難しくなってくる年代です。
鬱病は、大変な病気だとは知っています。ですが、熱心にSNSを更新し、携帯ゲームに課金している時間があるのだったら、その時間を作品製作に宛てればいいのに、と思うのです。
私が准教授時代にも、彼女と同じように、才能を感じさせながらも、潰えていった子たちを見ました。彼らも同じように、あれやこれやと理由をつけては、自分の作品を作り上げることをしませんでした。
自分の作品を作れば誰でもプロになれるわけではもちろんありませんが、作品を作ること=スタート地点に立つこと、なのです。
彼女に、「自分がプロになれるか」どうかを尋ねられたら、私はこう答えるしかありません。
「絶対になれない」
Posted by 子猫山ネココ at 20:54│Comments(0)
│日記
※このブログではブログの持ち主が承認した後、コメントが反映される設定です。